金沢街道エリアのお寺 -報国寺・浄妙寺・瑞泉寺

報国寺
ほうこくじ
こんな寺社です!
- 鎌倉随一の竹林を有します。
- 竹林の目の前で抹茶を味わえます。
- 誰でも参加できる日曜座禅会を開催しています
室町幕府初代将軍・足利尊氏の祖父である足利家時が、建武元年(1334)に創建した臨済宗の寺院です。足利・上杉両家の菩提寺として栄えました。釈迦如来坐像が祭られた本堂の奥には、約2000本の孟宗竹が群生する竹庭が広がります。庭にはお茶処もあり、日の光により趣が変わる竹庭を眺めながら、ゆっくりとくつろげます。
\ 必見 /
竹庭
ちくてい

高さ約25mの孟宗竹が整然と並び、石灯籠や石仏が点在する庭に散策路が整備されています。葉擦れと鳥のさえずりを聞きながら歩けば、非日常な気分に浸れます。
本堂
ほんどう

内部には南北朝時代につくられた釈迦如来坐像や観世音菩薩像が安置されていますが、普段は拝観できません。
基本情報
浄妙寺
じょうみょうじ
こんな寺社です!
- 「鎌倉」の語源にもなった鎌倉五山第五位です。
- 心落ち着く茶室で抹茶を味わえます。
- 枯山水庭園の完成された美しさにうっとりします。
文治4年(1188)、極楽寺という密教系の寺院として創建した後、浄妙寺と名を改め禅刹となりました。鎌倉五山第五位の格式にふさわしく、最盛期には23もの塔頭を有する大寺院だったといいます。藤原鎌足が夢のお告げに従い背後に霊鎌を埋めたことが「鎌倉」という地名の由来の一つになったといわれています。
喜泉庵からの枯山水庭園
きせんあんからのかれさんすいていえん

民家を改築した書院造の茶室・喜泉庵です。ここからの枯山水庭園の眺めがベストです。計算し尽くされた石と緑の配置にうっとりします。抹茶を味わいながらひと休みしましょう。
本堂
ほんどう

宝暦6年(1756)に再建されました。奇棟造り銅葺きの堂々たる威容、美しいシンメトリーの姿が歴史深い寺院の本堂にふさわしいです。
鎌足稲荷
かまたりいなり

境内の奥、霊鎌を埋めたと伝わる場所にひっそりと立つ小さな社です。商売繁盛、家内安全などにご神徳があるといわれています。
足利貞氏の墓
あしかがさだうじのはか

足利尊氏の父・貞氏の墓と伝わる宝篋印塔。中央部に
刻まれた宝生如来の浮彫りなどに注目して。鎌倉市の
文化財に指定されている。
基本情報
瑞泉寺
ずいせんじ
こんな寺社です!
- 四季を通じて花が絶えない鎌倉有数の花の寺です。
- ダイナミックな岩の庭がみられます。
- 多くの文人の功績を刻んだ文化財や文学碑が多いです。
一年中境内から色彩の絶えない花の寺です。嘉暦2年(1327)、臨済宗の禅僧である夢窓国師(夢窓疎石)が創建し、鎌倉幕府滅亡後は足利家が帰依しました。以降、足利家の菩提寺となり、鎌倉五山に次ぐ関東十刹の筆頭の扱いを受けるほど隆盛を極めました。夢窓国師が作庭した本堂奥の庭園も見事です。
\ 必見 /
瑞泉寺庭園
ずいせんじていえん

庭園岩盤に巧みな彫刻を施し、岩と崖だけで構成された池泉式の庭園です。長らく埋もれていたものを昭和45年(1970)に発掘復元しました。
本堂
ほんどう

2層屋根をもつ本堂は昭和50年代に再建されたものです。内部には本尊の釈迦如来坐像、徳川光圀寄進の千手観音坐像が安置されています。
句碑・歌碑
くひ・かひ

瑞泉寺には多くの文人墨客が訪れています。山崎方代、吉野秀雄、久保田万太郎らの文学碑が境内のあちこちに立っているので探してみてください。