北鎌倉の隠れ家「欒カフェ」はできたて自家製スイーツがおすすめ

北鎌倉の坂の上にひっそりと佇む「北鎌倉 欒カフェ(おうちかふぇ)」。木のぬくもりいっぱいの店内で、旬の素材を使った作りたての自家製ケーキはいかがでしょう。注文を受けてから、その人のためだけに手作りするケーキは、贅沢で特別感があります。2匹のキュートな看板犬にも癒されますよ♪
北鎌倉の坂の上に佇む一軒家カフェ

北鎌倉駅西口から高台の閑静な住宅街へ。駅から8分ほど歩くと、隠れ家カフェで知られる「北鎌倉 欒カフェ」に到着です。行きは急な坂道を上ることになりますが、おさんぽ感覚でゆっくり向かうといいですよ!

カフェの入口は、コンクリートの階段を上った先です。この位置からカフェの全貌が見えないだけに、どんな素敵な空間が広がっているのか、期待が高まるばかり。

ミニチュアシュナウザーのまる(左)とトイプードルのらん(右)
入口に到着すると、足音を聞きつけた2匹の看板犬がすでにスタンバイしていました。カフェを訪れるお客さんを、毎回こうして熱烈に歓迎してくれるんです。


扉をガチャリと開けた瞬間…。“ワンワンワンワン”の大歓迎!この声に驚いて、ひるんでしまう人もいるそうですが、びっくりせずにそのまま中へどうぞ!ほとんどのお客さんを吠えながらお出迎えするため、ここでは看板犬ならぬ“看番犬”と呼んでいるそうです。

ひとしきり吠えたあとは、こんな風に2匹並んで一旦外へ出て、何事もなかったかのように店内へと誘導してくれます。人一倍(犬一倍?)警戒心が強いものの、実はとっても人懐っこくて穏やかな性格の“らん”と“まる”。愛らしい2匹との触れ合いも、お楽しみのひとつです。もちろん、なでなでもOKですよ♪
妙に心地よい!長居必至のくつろぎ空間

玄関で靴を脱いでから着席するのが、「欒カフェ」流です。木のぬくもりいっぱいの店内は、居心地がよすぎて、ついつい長居しがちに。“ゆったりとしたひとときを過ごしてほしい”との想いから、あえて時計を置かないようにしているのだとか。

庭の緑を眺めながらくつろげるカウンター席は、特に人気の場所。ここを狙うなら、開店直後がおすすめです。

玄関でお客さんの歓迎を終えた“らん”と“まる”はというと…。お気に入りの定位置で、こちらもくつろぎ中。ゆっくりと時間が流れる「欒カフェ」では、こうした癒しの風景もいつものことなんです。
作りたて!季節限定の手作りケーキ

(季節限定)ブルーベリーのタルト 600円、中深煎りブレンド 500円 ※セットの場合は100円引き
“食べる幸せ”をテーマに、旬の素材で作る季節限定の自家製スイーツをはじめ、産地&ローストの異なる挽きたてのコーヒーが楽しめる「北鎌倉 欒カフェ」。季節のケーキは、常時3種類登場し、だいたい3カ月ごとに入れ替わるそうです。



すべてのケーキは、“食べる直前に仕上げること”をモットーに手作りされています。「ライブ感のある作りたてのケーキを食べてほしいので、少々お待ちいただくことになってしまうのですが…」と店主の中嶋茂さん。
オーダーを受けてから、その人のためだけに手作りされるケーキ。特別感があって、うれしいですよね!
オーダーを受けてから、その人のためだけに手作りされるケーキ。特別感があって、うれしいですよね!

訪れたこの日のケーキは、「ブルーベリーのタルト」以外にも「タルト オ フロマージュ〈フランボワーズソース〉」と「オペラ」がメニューに並んでいました。
シュクレ生地とクリームチーズのムースを組み合わせた「タルト オ フロマージュ」。甘酸っぱいフランボワーズソースと、くちどけなめらかなチーズムースとのベストハーモニーをぜひ楽しんでみてください。
シュクレ生地とクリームチーズのムースを組み合わせた「タルト オ フロマージュ」。甘酸っぱいフランボワーズソースと、くちどけなめらかなチーズムースとのベストハーモニーをぜひ楽しんでみてください。

最後にご紹介するのは、「北鎌倉 欒カフェ」のスペシャリテでもある「オペラ」。実は、店主の中嶋さんは、製菓会社で長年チョコレートに携わってきたその道のプロ。チョコレートを知り尽くした中嶋さんの作る「オペラ」は、深みのあるおいしさと、しっとり&濃厚な味わいが特徴です。残念ながら、暑さの厳しい夏場はしばらくおやすみ。冬にまた登場するので、それまではおあずけです。

季節の自家製ケーキや一杯ずつ丁寧にいれるハンドドリップコーヒーのほか、自家製ドミグラスソースを使ったランチ(土・日曜、祝日限定)も魅力の「北鎌倉欒カフェ」。座席数に制限があるため、訪問日が決まったらできる限り予約がおすすめです!