鎌倉駅西口エリアのお寺・神社 -銭洗弁財天・佐助稲荷神社・海蔵寺・英勝寺

銭洗弁財天宇賀福神社
ぜにあらいべんざいてんうがふくじんじゃ
おくみや
鎌倉五名水の一つである銭洗水が湧き出る奥宮は、銭洗弁財天の一番のみどころです。
- 洗うとお金が増えるといわれる銭洗水があります。
- 七福神すべてを祭る七福神社も必見です。
- 金運にまつわるお守りが評判です。
巳年の文治元年(1185)、巳の月・巳の日に人頭蛇身の水神・宇賀福神が源頼朝の夢枕に立ち「この地に湧く水で神仏を供養すれば、天下泰平が訪れる」と告げました。そのお告げに従い、社を建てたのが起源とされます。その後、源頼朝の信仰を受け継いだ鎌倉幕府5代執権・北条時頼が、奥宮の霊水で銭を洗い、一族の繁栄を祈ったことが、「洗うとお金が増えて戻ってくる」という民間信仰になったといわれています。洗ったお金は有意義に使いたいですね。
1・4月の初巳、9月の大祭の日に参拝すると特にご利益があるといわれています。左手の岩窟内に銭洗弁財天を祭る奥宮があります。
本社
ほんしゃ
日本の神話に登場する水の神・市杵島姫命を祭っています。市杵島姫命は弁財天と同一視され、音楽や弁舌など芸能に関するご利益があるとされています。福徳円満・商売繁盛にご利益があるとされます。
七福神社
しちふくじんじゃ
洞窟を抜けて境内のすぐ右手にある小さな社です。大黒天・恵比寿天・毘沙門天・弁財天・布袋尊・福禄寿・寿老人の七福神を祀っています。
基本情報
さすけいなりじんじゃ
さんどう
80数基もの鳥居が連なる参道は幻想的な空間です。かつて「隠れ里の稲荷」とよばれていた時代の面影を感じます。深い緑と朱色の鳥居が神聖な地へと導きます。
- 朱塗りの鳥居が並ぶ参道がみどころです。
- 出世運にご利益があるといわれています。
- 苔むした古稲荷群で歴史を感じ入ります。


えんむすびじゅういちめんかんぜおんぼさつ
良縁に恵まれなかった赤松幸運が出家し、現世の若い男女に良縁があるようにと彫った十一面観世音菩薩を祀っています。
こいなりぐん
800年以上前から続く佐助稲荷に、人々が奉納した古い石の祠が集結しています。御塚とよばれる自然の岩と白狐が祠を守っています。
基本情報
かいぞうじ

ほんどう
銅葺き屋根とフヨウの花の対比が美しいです。関東大震災後に再建されています。
- 庭園を四季折々の花が彩る花の寺です。
- 本堂の欄間の雲龍彫などみどころが多数あります。
もともと真言宗の大寺院がありましたが、鎌倉幕府の滅亡と同時に全焼しました。その後、応永元年(1394)に足利氏満の命で海蔵禅寺として再建しました。四季折々の花が庭園を彩る花の寺として有名なほか、本堂の欄間の雲龍彫など、みどころが豊富です。
基本情報
えいしょうじ

ちくりん
遊歩道が整備された本堂裏手の竹林は、凛とした空気に包まれています。
- 珍しい袴腰付楼閣の鐘楼は必見です!
- 本堂裏手の竹林もみどころです。
徳川家康の夫人であるお勝の方が、家康の没後に出家しました。名を英勝院と改め、先祖供養のために寛永13年(1636)に創建しました。現在、鎌倉に残る唯一の尼寺です。仏殿や祠堂、鐘楼など5つの重要文化財をもち、名建築の宝庫として名を馳せています。